母と活きる都市の住まい
大阪市内超狭少敷地11.6坪 建築面積6.7坪 延床面積20坪 鉄骨3階建
前面の道路は4Mにみたないロケーションに建設。
年老いた母親と、その母を大切にいたわる娘さんが企画し建設した住まい。
1階は当然、車庫が必要と言う要望だが、若葉マークの娘さんは車庫入
れするのも難儀だ。玄関には、母のために腰掛けが用意されている。
隣は客間、仏壇を置いて後から光が差すよう窓を設置している。
階段は、段差の認識が容易なようにフットライトと兼ねて照明孔をあけ
ている。
階段を上がると、2階の腰掛和室と食卓テーブルが造り付けされている。
炊飯器やトースターの取出しが簡単なように引出し付の棚がある。
和室の上を見あげるとトップライトがサンサンと光を注ぎ込む。
お母さんいわく「ここから見あげる流れる雲や星空はとても素敵ですと」
都市で素敵に活きる娘さんから、老いた母にささげる最上のプレゼントだ。
内部の写真はFotolifeを見て下さい。