阪神淡路大震災に学んだ教訓、そして備える、愛する人たちを守るため

np_net2005-06-16

阪神淡路大震災から今年で10年、我々は未曾有宇の大地震からなにを学んだのだろうか?
死者約6500名あまりの方の尊い犠牲は、その後活かされ報われたのだろうか?
去る2005年1月16日、大阪市中央公会堂大ホールで開催されたシンポジクムで東京大学生産技術研究所教授 目黒公郎氏の講演があった。

目黒教授の、検証研究結果によると
地震発生後、わずか数拾秒のうちにほどんどの方が、亡くなってしまったようだ。
当日は、亡くなった方の悲惨な死亡遺体検証の写真を公開していただき、物言わぬ死体の方の無念な叫び声が聞こえてくるようであった。

目黒教授曰く、
「これは人災です。」地震発生後の救援の仕方がどうのこうの言われていますが、実際はほとんどの方が即死状態だったと考えられます。逃げる時間も無かったのではないでしょか。

即ち建物の耐震性に問題があったと考えられますとの言葉であった。

政府は住宅の耐震比率を10年後に9割に引き上げる目標を決めた。

耐震改修促進法の改正に乗り出したほか、補助・助成制度も整備した。
これを受け地方自治体でも耐震診断・改修補助を本格化している。

今年3月30日の中央防災会議で、東海地震東南海地震などの大規模地震による被害を10年間で半減する防災戦略を固めた。